分区長就任にあたって 

  

立川分区 

分区長 清水一幸 

  

 4月の定期総会におきまして、榎戸岩雄前分区長の後任として分区長の指名を受け、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。これから2年間の任期中、分区の皆様を始めとして、北多摩西地区保護司会の皆様には、大変お世話になることになりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。   

 さて、初心に戻り改めて保護司法に目を通しますと、第1条(保護司の使命)に保護司が担う更生保護の役割が大きく二つ示されています。一つは保護観察など個別事件への対応であり、もう一つは犯罪予防のための啓発活動や行政など関係機関・団体との連携・協力といった保護司組織としての活動です。この二つが車の両輪のように機能することで、対象者の立ち直りが実現されると思います。しかし、現状では、保護観察の面接場所確保など各保護司が抱える負担に加え、保護司会の法定化により、個人から組織的活動に重心が移りつつある中、保護司としての使命感は持ちつつも、会議や組織運営に負担が増していると感じる保護司は多いと思います。保護観察に関わる直接的な負担をできるだけ軽減するとともに、分区活動の均衡化などにより一部の人に負担が偏ることのないような組織運営に努め、更生保護に熱意と理解がある人ならば誰でも保護司の役割が果たせる保護司会を目指していかなければならないと思っております。

現状では、このような保護司活動に関わる様々な負担感からか、立川分区でも、保護司の安定的確保は厳しい状況になっております。定数60人のところ、現員数48人で充足率は80%です。3年以内に7人の方が満齢になります。保護司活動インターンシップの活用やサポートセンターの拡充・有効活用など、保護司の安定的確保のためのアクションプランを参考にして、適任者の発掘をこれまで以上に強力に働きかける必要があります。

皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 


【2022年の活動等】

「サテライト勉強会」に参加して 

                         立川分区  渡辺純子

 

 昨年8月より旧若葉小学校内に「立川サテライト」がオープンしました。

 ここは面接に限らず部会・ブロック会・委員会活動等々、少人数での利用に有効です。ここで本年5月より、東京保護観察所立川支部鶴田統括官による「勉強会」が始まりました。

 月2回(第2・第4木曜日)3時前~4時の約1時間、コロナ対策にも留意して進められています。

 

 この勉強会は対象者との面接の在り方について考える場として、現在は『親業(トマス・ゴードン著)』を毎回1~2章ずつ読んでいます。

 統括官による「この本の要点は、子どもとの関係を円満に保つためには……

 

(1)上手な聞き方

①受動的な聞き方(相手のそばにいる・黙る・あいづちを打つ・話を促す・微笑む、驚く)

②能動的な聞き方(相手の話を繰り返す・相手の話をまとめて、自分の言葉で言い換える・そういう言葉を口にした相手の気持ちをくむ)

(2)上手な話し方(わたしメッセージを使う)

(3)上手な解決法(勝負なし法)の3つが大事」

 

とのレクチャーを踏まえ、本の具体例に面接場面を重ねています。

 

 この勉強会の特徴は、統括官をトップバッターにして、参加者全員が順番に「音読」をすることです。

 初回に「いきなり読むのですから、スラスラ読めないのも当たり前、読みにくい漢字があってもお互い様ですから、気にせずやりましょう。」と鶴田統括官に励まされ、フレイル予防にもなりそう、と思いながら毎回読んでいます。


【2021年の活動等】

社会を明るくする運動」の啓発展示を実施      

 

 立川分区では、令和3年7月13日(火)~15日(木)の3日間、立川市役所1階多目的プラザに於いて、 パネルによる「社会を明るくする運動」の啓発展示を実施しました。

 

 これは、一昨年まで立川駅などで実施してきた街頭啓発活動が、本年度も新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のために中止となったことから、非接触型の広報活動として実施し、市庁舎を訪れた市民の方にご観覧頂きました。

 

 実施に際しては、東京保護観察所、立川拘置所のご協力を頂き、さまざまなパネルを用意して、社会を明るくする運動や更生保護に関して、幅広くかつ易しく解説するように努めました。また、パネルの配置に当たっては、「社会を明るくする運動って」、「更生保護って」、「保護観察って」、「保護司って」など、項目別に分けて見やすくなるように心がけました。

 

 来訪者には北多摩西地区保護司会会報(ホームページダイジェスト)や啓発グッズ(ボールペン、シャープペンシル、マスク、除菌スプレー、クリアファイル、ぬり絵など)の配布も行いました。

  なお、今年も「社会を明るくする運動」強調月間の7月には、立川駅北口の伊勢丹アルタビジョンさん、南口のアレアビジョンさんのご協力で大型ビジョンによる啓発動画の放映を実施しました。


「第70回社会を明るくする運動」映画上映会を実施

                   

 立川分区では、令和3年3月7日(日)、立川市女性総合センター「アイムホール」に於いて「第70回社会を明るくする運動」映画上映会を実施しました。

 これは、「社会を明るくする運動」の啓発活動として毎年実施しているもので4回目になります。昨年は、新型コロナウィルス感染拡大で急遽中止としましたが、今年は参加者にマスクの着用や手指の消毒、検温などをお願いすると共に、会場内は消毒をし、座席数を定員の半分に減らして間隔を空けるなど、感染予防対策を万全にしての実施となりました。

 

 上映した映画は、昨年予定していた「あの日のオルガン」です。

 この映画は、太平洋戦争末期、園児を連れて集団疎開を敢行し、大切な命を未来へつなぐことを願い、毎日を必死で戦った保母たち物語で、3月10日の東京大空襲も描かれており、タイムリーな企画となりました。

 

 参加者は午前と午後で合わせて119名あり、多くの方から大変良かったという感想を頂きました。


【2020年の活動等】

「社会を明るくする運動」の啓発展示を実施      

                      北多摩西地区保護司会立川分区

 

 立川分区では、令和2年10月12日(月)~14日(水)の3日間、立川市役所1階多目的プラザに於いて、 「社会を明るくする運動」の啓発展示を実施しました。

 これは、毎年、立川駅などで実施してきた街頭啓発活動が新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のために中止となったことから、非接触型の広報活動として実施したもので、市庁舎を訪れた多くの市民の方にご観覧頂きました。

 実施に際しては、東京保護観察所、立川拘置所のご協力を頂きさまざまなパネルを用意して、社会を明るくする運動や更生保護に関して、幅広くかつ易しく解説するように努めました。また、パネルの配置に当たっては、「社会を明るくする運動って」、「更生保護って」、「保護観察って」、「保護司って」など、項目別に分けて見やすくなるように心がけました。

 会場では、立川分区の広報誌「立川保護司会だより」のバックナンバーを展示したり、過去の街頭啓発活動の様子を映像でも放映するなどして、保護司会活動の紹介も行いました。

 来訪者には北多摩西地区保護司会会報(ホームページダイジェスト)や啓発グッズ(ボールペン、シャープペンシル、ティッシュ、クリアファイル、ぬり絵など)の配布も行いました。

 


立川拘置所に書籍を寄贈、所長から感謝状が贈呈される      

                                                                                        北多摩西地区保護司会立川分区

 

 令和2年8月24日、立川拘置所講堂に於いて、北多摩西地区保護司会立川分区から寄贈した書籍の贈呈式が行われました。これは3年前から、立川分区が更生保護活動の一環として実施しているもので、平成30年度は21冊、令和元年度は22冊、令和2年度は15冊の書籍が寄贈されています。

 この活動に対して、立川拘置所所長からは立川分区に対して感謝状が授与されました。

 寄贈した書籍は、小説、薬物依存、資格取得、ビジネスマナーなど多岐に渡っています。毎年度、選書に当たっては拘置所の担当者と相談し、希望する本のリストを作成してもらい決定しています。

 これらの書籍は拘置所内の図書室に常備され、被収容者は読みたい本を借り出し、自室で読書をしています。立川分区としては、この事業を今後も継続して、被収容者の改善更生や社会復帰に役立ててもらうことで、再犯防止にもつながる支援になればと考えています。

 


===お知らせ===

 

「立川市社会を明るくする運動」映画上映会の中止について

 

「社会を明るくする運動」につきましては、いつもご協力を頂きましてありがとうございます。

来る3月1日()、立川市女性総合センター「アイムホール」に於いて午前と午後の2回予定しておりました映画上映会は、新型コロナウィルスによる感染症拡大のため皆様の健康と安全の確保を第一と考え中止とさせて頂きます。

ご理解頂きますようお願い申し上げます。

 


【2019年の活動等】

社名活動強調月間

 

714日に立川駅頭で社明啓発活動を実施しました。

当日はプロバスケットボールチームのアルバルク東京の選手やチアガールなどのご協力のもと、社明のうちわや広報グッズを配布いたしました。

 

また、立川市民球場で開催されていた、全国高校野球の地区予選において、来場者に社明広報グッズの配布を行いました。


第69回社会を明るくする運動立川市推進大会    @立川市役所大会議室

6月27日

 

第69回社会を明るくする運動立川市推進大会が、6月27日に、立川市役所大会議室にて実施されました。

清水一幸立川分区長の開催のあいさつに続き、推進委員長である、清水庄平立川市長より挨拶がありました。

来賓を代表して、山田拓男北西保護司会会長からのあいさつの後、多摩少年院・木村敦院長により、

「少年たちの立ち直りを支える」という題名で基調講演をして頂きました。

あまり知られていない少年院の実態などのお話が聞けて、市内の関係団体の代表者の皆さんも、真剣に聞き入っておりました。


第69回「社会を明るくする運動」の啓発画像を放映開始

7月1日(月) ISETAN  TACHIKAWA  VISION

 

7月を迎え、「社会を明るくする運動」の強調月間がスタートしました。

立川分区では、今年も強調月間中、(株)三越伊勢丹立川店様のご協力により、立川駅北口ひろばに設置されているISETAN  TACHIKAWA  VISIONで「社会を明るくする運動」の啓発画像や動画を放映することになりました。

 

放映時間は、次の通りで、毎時4回の放映予定となります。

①9分15秒 ②29分00秒 ③39分15秒 ④59分00秒


新年賀詞交歓を開催 

1月8日(火)18:30~  於:パレスホテル立川

 

 平成31年の新春を迎えて、立川分区では、1月8日、清水庄平立川市長様をはじめ多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、「新年賀詞交歓会」を開催しました。

 当日は、平成30年度の褒賞受賞者への記念品贈呈や、新任及び退任保護司の紹介などのあと、来賓あいさつ、来賓紹介に続いて和やかに懇親パーティーが開かれました。


法務大臣感謝状を受賞

1月7日(月)  於:法務省

 

 (株)伊勢丹三越伊勢丹立川店様は、毎年7月の強調月間に、立川駅北口ひろばに設置されている立川伊勢丹ビジョンで「社会を明るくする運動」の啓発活動を続けて来られました。

 この度、この貢献により同社は「第68回社会を明るくする運動」の民間協力者に対する法務大臣感謝状を受賞されました。

 1月7日、法務省で行われた伝達式には、榎戸立川分区長、山田北多摩西地区保護司会常務理事も同席し、田中東京保護観察所長から同社の亀田立川店店長に感謝状が贈呈されました。


【2018年の活動等】


「第68回社会を明るくする運動」感謝のつどいを実施  11月28日(水)@立川グランドホテル

 

今年度も、多くの企業・団体の皆様にご協賛を頂き、「社会を明るくする運動」は滞りなく実施をすることができました。社会を明るくする運動・立川市実施委員会では、このことに改めて感謝をするつどいを実施しました。当日は、実施委員長である清水庄平・立川市長より、ご協賛頂いた企業・団体の皆様に感謝状を贈呈させて頂きました。


宿泊管外研修を実施       10月16日(火)・17日(水)@新潟少年学院

 

今年度は宿泊管外研修として、保護司19名が参加して「新潟少年学院」を視察しました。

中越地震で被害を受け一時収容が中断されたということですが、平成24年に全面改築工事が竣工、現在は素晴らしい環境・施設の下で、心身ともに健全な少年を育成する矯正教育が行われておりました。


サッカー教室

 

9月2日、雨にもかかわらず、立川市立立川第六中学校の多目的ホールに於いて、「社会を明るくする運動」啓発活動の一環として恒例となっている中学生サッカー教室を開催しました。

当日はグランド練習はできませんでしたが、東京ヴェルディコーチから、フィジカル面やメンタル面を強化するにはどうしたらいいかといった内容で熱く語って頂き、実技指導とは違った有意義なサッカー教室となりました。


映画上映

 

7月28日、たましんRISURU大ホールに於いて、「社会を明るくする運動」の啓発活動の一環として、保護司の活動を描いた映画「君の笑顔に会いたくて」の上映会を開催しました。

当日は、関東地方に台風12号が接近するという悪天候にもかかわらず、多くの方に観賞して頂くことができました。来場者からは、保護司の仕事やその苦労が理解できたという感想を多く頂きました。


街頭啓発活動

 

7月7日、高校野球西東京大会初戦が行われた立川公園野球場に於いて、出場校の選手や応援団、観客の方に啓発用の団扇を配布し、「社会を明るくする運動」をアピールしました。


駅頭啓発活動

 

7月1日、立川分区の保護司が幟を立て、立川駅頭で通行人の方に啓発グッズを配布しながら、「社会を明るくする運動」をアピールしました。

今年は、プロバスケットボールBリーグの覇者・アルバルク東京の選手、チアリーダー、マスコットにも協力を依頼して、例年以上に注目を浴び、その様子はケーブルテレビでも取り上げられました。


第68回「社会を明るくする運動」推進大会 

 

6月11日、立川市役所302大会議室に於いて、協力団体の代表者、保護司が多数参加して第68回「社会を明るくする運動」の推進大会を開催しました。

当日は、柴田由佳・東京保護観察所立川支部・柴田支部長から実施委員長である清水庄平・立川市長に犯罪のない幸福な社会づくりに取り組むという総理大臣メッセージが伝達されました。その後、法務省人権擁護局・名執雅子局長より「社会を明るくする運動と人権擁護~差別や偏見のない社会へ~」と題して基調講演がありました。


立川分区総会開催

 

平成30年4月19日、立川グランドホテルに於いて、平成30年度立川分区定期総会が開催されました。当日は、清水庄平立川市長、松尾亮東京保護観察所立川支部主任保護観察官、粕谷勝榮北多摩西地区保護司会会長ほか多くのご来賓のご臨席をいただき、活動計画等が無事承認をされ、今年度の活動がスタートしました。


立川分区新年賀詞交歓を開催! 

1月9日(火)18:30~  於:パレスホテル立川

 

恒例の「新年賀詞交歓会」が今年も盛大に開催されました。

当日は、立川市長清水庄平様をはじめ多くのご来賓のご臨席賜り、平成29年度の褒賞受賞者や法務大臣表彰者への記念品贈呈、新任保護司の紹介などのあと、懇親パーティーが開かれ、なごやかに懇親を深めました。


【2017年度の活動等


 就任にあたって

 

立川分区

分区長 榎戸岩雄

 

 この度、山田拓男前分区長の後任として立川分区長を仰せつかりました。この重責をどうしたら果たせるのだろうか、はなはだ心もとない思いと緊張で身の引き締まる思いをしております。お引き受けしたからには精一杯努力してまいりたいと存じます。

 時代とともに犯罪の内容も変化しており、犯罪はますます多様化、複雑化する傾向にあります。加害者も被害者も増やさない社会、犯罪の少ない住みよい社会にしていくためには、更生保護・犯罪予防の充実が重要課題であろうと思います。これからは先輩保護司はじめ皆様お一人お一人の更生保護活動で積み重ねた功績を受け継ぎ更なる発展のために微力ではありますが精進し尽力していきたいと思います。

 そして就任にあたり改めて保護司法(保護司の使命)第一条を読み返して見ることにしました。

 

 「保護司は、社会奉仕の精神をもって、犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もって地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与することを、その使命とする。」

 

 これからは初心に立ち返って、なお一層の使命感を持ち自己研鑽に励み、新たな気持ちで皆様方のご支援、ご協力をいただきながら頑張ってまいりたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。


社会を明るくする運動報告

 

今年の「社会を明るくする運動」の最後を飾る行事がそれぞれ開催され、本年度の社明活動も無事終了しました。

 

9月3日(日)中学生サッカー教室開催

9月9日(土)啓発のための映画「エクレールお菓子放浪記」上映会(立川アイムホール)

 


地域活動部の活動

於:立川市立第四中学校 4月24日 14:30~15:30

 

保護者対象授業の一環としての「セーフティー教室」において、「SNSの安全な利用(SNSに潜む恐怖)について」の講演を開催いたしました。

参加者:立川四中生徒500名、教員14名、保護者5名、保護司9名


立川分区新年度総会開催 4月20日